全篇が実戦そのもの!驚異のスーパーバトルの誕生!

全戦闘シーンの企画・構成を担当したのはアメリカ陸・海・空軍、国際戦略研究所、CIA、グリーンベレー、S.W.A.T、米ヘリボーン師団のエキスパートによる特別プロジェクト。撮影6ヶ月前に結成され、最新の武器、戦略、戦術を駆使、映画の枠を超えた迫真のバトル・シーンを生み出した。

Weapons
次々と登場する武器類は、すぐ実戦に使用できる本物ばかり。AKMアサルト・ライフル、AK74軽機関銃(7.62mm)、H&K-M5kサブ・マシンガン(9mm)、SIGザウエルM226ハンドガン(4.5mm)、など、マニア注目の最新機種が続々。だが最も話題を集めそうなのは、HOYT/EASTON製のRAM型弓矢。本篇のためのオリジナル・モデルで、矢尻に爆薬を装填することにより、驚くべき破壊力を発揮する。前作で愛用された万能ナイフも再び大活躍。

Soldiers
ランボーに迫るあらゆる種類の戦士たち。彼等を指導したのは、局地戦を熟知した百戦錬磨の現役グリーンベレーである。撮影5ヶ月前に、スタローンを始め戦士全員がアカプルコのジャングルに集められ、体力と技能を養うべく強化合宿を行った。『ステイン・アライブ』でトラボルタを変身させたスタローンのウエイト・トレーニングに始まり、空手、ナイフ、潜伏、射撃術、集散法など実際の戦士そのままの最新科学訓練を受けたのである。

Machinaly
全バトル・シーンの構成、展開パターンを考察したのは最新コンピュータ。最高機密であるペンタゴンの特別訓練用仮想バトル・シミュレーションと同方式で算出した生還率0%の作戦。それらを基にIBMのコンピュータ・システムが対応作戦を検討、さらに戦略戦術のエキスパートたちにより推敲され、脚本に盛り込まれた。またこのコンピュータは、劇中にも登場し、"任務に最も適したソルジャーは、ランボーである"という選択を出す役を演じている。

Canal
目前に迫り来る敵側用艇。同乗の海賊軍団の裏切り・・・前半のクライマックスの引金となった河川地域でのバトル。ランボーの乗った大型サンバンを攻撃する軍用艇は、アメリカ海軍所有の中国製魚雷艇を譲り受け、抜群の戦闘能力を持つ軍艦に改造したものだ。その集中攻撃をものともせずランボーは海賊軍を撃退。遂にはソ連製RPG-7ロケット砲の一撃で敵艦を木ッ端微塵に吹き飛ばしてしまう。   空前の見せ場になっている。

Airial
最も過激なスーパー・バトルは、2台の特製ガン・シップが主役。かたやランボー攻撃中に彼の策略で、逆に乗っ取られる米ヘリボーン師団の偵察用機種。M-60マシンガンとロケット砲2基を装備したこのヘリと息づまる空中戦を演じるのは、ミサイル、銃機関銃、ナパームを擁する大型戦闘ヘリ。これはフランス実戦用機を、米空軍工場で改造し、まだ演習にも登場していない極秘のソ連軍最新ヘリコプターそっくりに仕立て上げたものだ。

Friearms
使用された爆薬は全部で10tを超え、ガソリンは700ガロンにのぼる。敵基地全焼、一個師団の潜む草原攻撃、ランボーめがけてヘリから投下されるナパーム弾・・・後半を埋めつくす連続爆破シーンの仕掛け用である。特に基地を全焼させるシーンでは、火薬班に最低10mの火柱を上げることが命じられた。本番でのあまりの凄まじさに、撮影班のカメラマン達は仰天して逃げ出した。だが無人のままのカメラは、迫力満点のシーンを捉え続けていた。

Stants
東側特殊部隊がランボーを追いつめるシーンで、ランボーは恐るべきワナで敵を1人ずつ殺していく。ここで見られる殺傷術は、アメリカ陸軍のテキストにも載っている本式のものだ。状況をことごとく利用して、カメレオンのように自然に溶けこみ的確に倒していく。ある時は泥に潜り、ある時は木に化け、水中に身を沈め、鳥のように舞い降りる   日本の忍者にも似た数々のゲリラ術は、スリルと興奮に満ち溢れるシーンを作り出した。

Constitution
スタローンとキャメロンの共同作業から生まれた脚本。これがまた本篇ならではのユニークなもの。セリフとト書からなる通常のシナリオと異なり膨大な資料、設計図に似た人物配置図、写真コンテをギッシリ詰めこみ、ワンシーンごとに立体的に組み立てられている。この初のシナリオ構成方法は、完全主義者スタローン、特撮技術にたけたキャメロン、さらにAFXプロジェクト・チームの豊富な資料、知識から生み出されたものである。


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