ミッションブリーフィング:

 昨日の午後、最後の敵部隊がラトビア国境から撤退した。

 超国家主義者たちへの民衆の支持は急速に衰えつつある。

 またロシア軍部がアルバトフ大統領を自宅軟禁に処したとの噂もある。

 ロシア国内の情勢は、一挙に混乱に転じつつあるようだ。



 諸君の次の任務は単純な救出作戦だ。

 10日前、二人の米兵が搭乗していたハンビー(軍用四駆オフ車)が、Ludzaの近くで待ち伏せ攻撃を受け、二名は捕虜となった。

 彼らは現在ロシア国内の戦争捕虜収容所(Prisoner-Of-War camp)に監禁されている。

 通常ならワシントンは彼らをそのままにしておくのだろうが、彼らの内の一人は上院議員の息子なのだ。

 諸君らの任務は、捕虜収容所への潜入と二名の捕虜を生かしたまま救出することである。



 警備は厳重だ。

 サーチライトが周囲に配置され、内部には充分な装備を持った守備隊がいる。

 銃弾で道を切り開くような真似はつつしめ。

 サイレンサー装備の武器を用い静粛に潜入、守備隊を制圧、捕虜の身柄を確保、そして脱出せよ。



 また諸君らが捕虜収容所に潜入中、もう一人の捕虜を探し出すよう要請する。

 捕虜の名はモロシュキン、おそらく彼は付属病院の中で拘束されているだろう。

 司令部はモロシュキンなる人物は反体制派を代表する人物であり、彼を自由にすることが、モスクワの超国家主義者たちに大いなる難題をもたらすだろうと言っている。




作戦任務:

 @ 入り口を確保せよ
 A NATOの二人の捕虜(PoW)2名を救出せよ
 B 脱出地点へ移動せよ
 × モロシュキンを救出せよ



 発砲音を出すと警報が鳴り、守備隊が集まってきますので可能であればSD武器を使うことを勧めます。

 基地の出入り口にはすべて2名ずつ歩哨が立っていますので注意してください。

 なお収容所の周囲にも守備兵が数名配置されているので、脱出地点に向かう場合は不意の攻撃に注意しつつ前進すること。