ミッション2:アイスブレイカー(砕氷船)


2010年10月12日
晴れ(夜)
02:00
ノルウェー、スピッツベルゲン
対戦車ロケット:推薦

●目的
・ノルウェー軍特殊部隊と落ち合え
・ロシアの輸送隊を破壊せよ
・船の貨物室を調べよ
・船橋を占拠せよ


 こんばんは、諸君。

 レーダー施設での任務遂行はかなりの骨折り仕事だったな。しかし我々はまだ寒さをしのげたわけではない。我々が到着する前にボグナノフは襲撃から逃げるための準備をしていたようだ。残念なことに、彼の部隊が核弾頭の位置に通じる情報を没収したことも明らかになった。

 我々の情報筋によると、ロシア軍の悪者の手引きによって東経10度、ブロック1の海域で商用船舶がハイジャックされた。その「ターネン」という名前の船はたった数時間前まで行方不明になったと思われていた。島全体を覆っていた雲は無くなり、衛星で船の場所をつきとめる事ができた。さらに幸運なことに、船は沿岸で氷のために身動きが取れなくなっている。

 我々はその船に乗り込み、手遅れになる前に核弾頭を回収しなければならない。ボグナノフが個人的な政策と小規模な軍隊を持っているのは明白だ。奴がこれらの兵器を平和な楽園に投入するという最悪の事態を想定しなければならない。衛星の画像によると船の周辺に車両があり、連中が積荷を下ろしているのが明らかになった。

 ノルウェー軍特殊部隊の工作員は船の位置のすぐ東にある廃屋で
状況説明を待っている。彼らの情報をもらい、作戦方針を議論するために我々は彼らと落ち合う予定である。



※1:ハイジャック・・・日本では飛行機の乗っ取りをハイジャック、バスだとバスジャック、船だとシージャックと乗り物や状況によって言い替えているが、これは日本人にのみ通用する和製英語である。英語ではどんな乗り物でも「ハイジャック」という言葉を使う。