ミッション4:ハンマー・ストライク(金槌攻撃)


  投入地点
  目標
  離脱地点


@全ての対空ミサイル車両を排除せよ
A空からの支援を待て
×敵を逃亡させるな


 2004年8月10日 15:30 晴れ リビア、ジャル近郊

 リビア軍はアジダビヤ州で軍備を増強しており、我々の地中海沿岸の街に向けての最終的な圧力に対して対策を練っている。我々が期待していたいくつかの支援は最近のサダム・フセインの侵略と戦争行為の兆候のせいでペルシャ湾にそらされてしまった。しかし我々には奴等の移動を待っている暇は無い。

 いくつかの反政府部族によれば、ジャルの街郊外の軍用鉄道の駅と修理施設に集結地点があるらしい。不運にも、この地区は対空砲と対空ミサイル車両で埋め尽くされており、空爆が禁止されるほど危険である。もし君が対空ミサイル発射台を排除できれば我々のガンシップが敵装甲部隊を破壊し、空からの支援を受けられる。上空が飛行機乗り達にとって安全になったら彼等の到着を待て。彼等の支援砲火の下で進撃して追加任務を遂行しろ。

 もし全てがうまく行けば、我々が継続的な進撃のための恐ろしいほどの敵意を示すにつれて、リビア陸軍は軍隊を組織できなくなるだろう。



(※1)サダム・フセイン:[Husayn,Saddam] (イラク 1937〜 ) 実在の人物。政治家。タクリート生まれ。カイロ大及びバクタードのムスタンスィル大卒。王政期の1957年アラブ民族主義を掲げるバアス党に入党し、'59年には共和革命後独裁者となったカースィム首相の暗殺を企てた。エジプトに亡命した後、'63年の軍事クーデタで帰国したが、同年アーリフ(弟)大統領の反バアス党クーデタにより追放。'64年クーデタ計画が発覚して逮捕・投獄。'66年脱獄。'68年のバアス党無血クーデタを陰で指揮し、'69年革命指導評議会(RCC)副議長兼バアス党副書記長。以来有力者を次々に排除して自己の権力基盤を固める一方、'75年にはアルジェ協定を調印してイランのクルド民族運動支援を終了させるなど外交面で活躍した。'79年バクル大統領の引退にともない、大統領兼RCC議長、バアス党書記長。'80年には革命で混乱するイランに突如侵攻し、以後'88年まで続くイラン・イラク戦争を引き起こした。'90年。戦後復興の行き詰まりを強大な軍事力によって解決せんとクウェイトに侵攻したが、国際社会の承認を得ることができず、翌年湾岸戦争に敗れて撤退。
    (近代アラブ・イスラームの研究のホームページ より)

(※2)ガンシップ:[gunship] 武装ヘリコプター。