基本動作
索敵の基本



● 索敵とは

 索敵とは、難しい言葉で言うと、敵の位置・状況・兵力などをさぐることです。

 簡単な言葉で言うと、敵を探すことです。

 移動の基本は前に説明しました。茂みから茂みへ移動するんでしたね。

 そのとき、茂みに隠れて周囲を見回しましたね。

 これが索敵です。

 茂みから敵がいないかどうかを確認して、敵がいなければ安全だと判断して次の茂みへ移動します。





● 索敵時の姿勢

 繰り返しになりますが、索敵は茂みに隠れた状態で行います。

 何もない空き地に突っ立って索敵していれば、こちらが敵を発見する前に敵に見つかって撃たれてしまう可能性が高くなります。

 茂みがない岩場ならば、岩陰に隠れて頭だけ出して索敵します。

 遮蔽物が何もないならば伏せて索敵します。

 とにかく、敵を見つけることよりも、まず自分が見つからないようにしてください。


 茂みに隠れて索敵するときは、その茂みにあわせた姿勢をとってください。

 足元が露出しやすい低木なら、露出面積を小さくするために立った姿勢で索敵します。

 藪ならばしゃがんだ姿勢で索敵します。





● 索敵のコツ

 まず、どこを探せばよいか。

 ありとあらゆる所を探してください。

 特に茂みの向こう側や木の幹の陰など。

 ズーム倍率の低い武器しか持ってないときは、双眼鏡を使って遠くのほうも見ましょう。

 もちろん、探すときに茂みから離れてはいけません。

 茂みに隠れたまま、葉っぱの隙間から探すのです。

 昼間でも、ナイトビジョンをONにすると敵を見つけやすい場合があります。





● 陥りやすい罠

 ここで問題になるのが、本当に敵がいないのかどうか不安になること。

 もし敵を見逃していて、それに気付かずに前進してしまったら、恐らく撃たれます。

 そういう経験はこれから嫌になるほど体験するでしょう。

 そういう失敗を犯すうちに、前進するのが怖くなり、なかなか前に進めなくなります。

 そうなると、より慎重に敵を探すようになります。

 これは良いことなのですが、敵を探すことに専念するあまり、茂みから離れてしまって逆に敵に見つかり撃たれてしまうということがあります。

 怖くて前に進めないのに、無意識に横に動いているんです。

 さらに悪いことに、プレイヤーがその原因に気付かないことが多いのです。

 「茂みに隠れて索敵していたのになんで撃たれたんだろう」と思うのですが、実際は下記のような事例がよくあります。



 例1:茂みから索敵中、敵が見つからないので、敵を見つけようと少ずつ横に移動して茂みから離れてしまった。

 例2:茂みから索敵中に敵を見つけたが見失ってしまい、それに気を取られて敵を追って茂みから離れてしまった(深追い)。

 例3:茂みから索敵中に建物を発見し、建物内部の様子をうかがおうと内部が見える場所に移動して茂みから離れてしまった。 

 例4:茂みから茂みへ移動している最中に敵を発見し、茂みに到達する前の空き地で立ち止まって索敵しはじめた。



 これを防ぐには、とにかく茂みから離れないことです。

 もし、自分がいる茂みから前に進むのが怖いならば、思い切って別のルートから接近してみてください。

 別のルートから接近すれば見える角度が変わり、それまで見えなかった敵を見つけることができるかもしれません。

 そのほうが格段に生存率が上がります。





● 移動と索敵

 移動の基本でも述べたことですが、目的地への移動は小移動と索敵の繰り返しです。

 目的地が遠い場合は、小移動と索敵を何十回も繰り返して前進します。





● 脅威インジケーターを使った索敵

 ご存知の通り脅威インジケータとは画面下にある丸いレーダーのようなものです。

 敵のいる方向や敵が発砲してきた方向をこの脅威インジケータからわかります。

 ただし方向は大雑把に4方向でしか示してくれません。

 この脅威インジケータで一番役に立つのが中央の赤丸です。

 普段は消えていますが、この赤丸が点灯すると半径40メートル以内に敵がいるということを意味しています。

 この時にセンサーを設置すればコマンド・マップに敵の位置が表示されます。





● 敵を発見したら

 敵を発見したら、どうしますか?

 大抵の場合は倒すことになるでしょう。

 様子を見てやり過ごすこともあるかもしれません。


 敵を撃つことにしたならば、撃った後に自分の安全が確保できるかを撃つ前に考えなければなりません。

 敵が2人以上いる場合は、一人を倒したときにもう一人が反撃してくるかもしれません。

 そのときに遮蔽物に身を隠していなければ危険です。遮蔽物に身を隠せなければ、敵の射撃が下手なのを祈るしかありません。


 撃つ前に左右や後ろに敵がいないことを確かめなければなりません。

 目の前の敵に集中しているうちに、いつのまにか背後から敵が忍び寄ってきていることもあります。

 敵の後方から増援が駆けつけることもあります。

 充分注意してください。