移動の基本 敵への接近 ● 敵への接近 ここまでは移動のルート決めから実際の移動までを考えてきましたが、次はちょっと違う状況を想定してみます。 敵に接近するための移動方法です。 敵を見つけたならば、自分の安全を確保したうえで、早いうちに敵を倒したほうがよいです。 しかしながら、距離が遠かったり、確実に命中させたい場合は、さらに敵に接近しなければなりません。 敵に見つからずに敵との距離をつめるには、どうすればよいでしょうか? ● 死角を利用する 当たり前のことですが、目の前に物体があると、その裏側から向こうは見えません。 つまり死角です。 死角は距離が遠くなるほど広くなります。 この死角を利用して敵に接近します。 ![]() 上の画像は敵と藪とプレイヤーを上から見たものです。 赤丸が敵、緑丸が藪、黄色がプレイヤーです。 敵が藪の方向を見たとき、藪の向こう側は死角になります。 死角は距離が遠いほど広くなっていきます。 プレイヤーがこの死角に入ってしまえば、プレイヤーは敵に気付かれずに藪まで一気に距離をつめることができます。 死角の広さは敵と藪の距離によって変わってきます。 ![]() このように敵と藪の距離が近ければ死角は大きくなり、プレイヤーにとっては左右へ移動する自由が増えます。 逆に藪が敵から離れすぎてる場合は死角は小さくなり、プレイヤーは前後にしか動けなくなります。 では次に、藪ではなく人の体より細い木の幹に置き換えてみてみましょう。 ![]() 人の体より細い木の幹であっても、幹から離れれば離れるほど死角は大きくなります。 上の図のように、プレイヤーは自分の体の幅と同じ死角の幅のところまで接近できます。 これ以上進むと、敵からは木の幹からプレイヤーの体がはみ出て見えてしまいます。 ● 応用 では、実際の画像で見てみましょう。 ちなみに、極端な設定ですが、単純な状況を想定するために、敵は一人しかいないとします。 ![]() プレイヤーが敵を発見しました。 この敵に出来るだけ近寄るには、どうすればよいでしょうか。 ![]() 上の画像は敵側からプレイヤーの方を見たもので、緑丸がプレイヤーの位置です。 敵やプレイヤーの近くに藪があります。 画像の黒い半透明の部分が死角で、この部分でプレイヤーが動いていても、この敵には見つかりません。 これをふまえて、どのように接近できるでしょうか? ![]() 中央の藪から右側の敵のそばにある藪に一気に前進してしまいたいところですが、わずかに死角が途切れており、敵に見つかる可能性があります。 そこで、敵の視界の及ばない後方まで一度後退し、その後、敵の近くの藪の死角の方へ移動し、そこから一気に藪まで距離を詰めます。 これで安全に距離を詰めることができます。 ● 参考動画 敵に気付かれないように接近して3人を倒しています。 |