4時間目

平面における40mm砲弾の距離と角度の結果と考察





● 予測データと実験データの角度の誤差

 実験により以下のような誤差が生じた。以下は一例である。

 ・0m〜60m: 0 [ 度 ]
 ・140m〜360m: -1.4 [ 度 ]
 ・380m〜420m: 0 [ 度 ]
 ・440m: +1.9 [ 度 ]
 ・460m以上: X (視野外)

 正確に着弾させるためには、この誤差を補正しなければならない。





● 実験による着弾地点のデータ

※飛翔時間の誤差までは測定できなかったので飛翔時間は省略する

※毎回このデータ通りに着弾するとは限らない

表2-3 間隔:25 [m]
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距離 [m] 角度 [度] 距離 [m] 角度 [度]
50 1.3 300 15.1
75 2.8 325 17.7
100 3.7 350 19.1
125 4.9 375 22.4
150 5.9 400 24.4
175 7.3 425 29.0
200 8.8
225 10.3
250 11.8
275 13.4


表2-4 間隔:10 [m]
テキスト・ファイルはこちら
距離 [m] 角度 [度] 距離 [m] 角度 [度]
10 -5.2 300 15.1
20 -1.8 310 16.1
30 -0.4 320 16.5
40 0.6 330 17.7
50 1.3 340 18.0
60 2.0 350 19.1
70 2.6 360 19.6
80 2.8 370 21.7
90 3.3 380 22.6
100 3.7 390 23.0
110 4.3 400 24.4
120 4.6 410 25.9
130 5.1 420 26.4
140 5.3 430 30.0
150 5.9 440 30.5
160 6.5
170 7.1
180 7.6
190 8.2
200 8.8
210 9.4
220 10.0
230 10.6
240 11.2
250 11.8
260 12.5
270 13.1
280 13.8
290 14.4






● 考察

 実験から40mm砲弾を正確に着弾させるための最大距離は440mであることがわかった。



 誤差が生じた原因は、砲弾の初速がデータより遅い、空気抵抗がデータより大きい、画面が端にいくにつれて画像が歪んでいる(角度が正確でない)、重力加速度が9.8ではない、レティクルに誤差がある、などが考えられる。



 200m〜300mでは10mごとに0.5〜0.6度ずつ増えている。

 40mm砲弾の有効殺害範囲は半径8mなので、0.2度以内の誤差なら、ほぼ目標を倒せると考えられる。



 200m〜300m以上は角度の変化が著しい。

 40mm砲弾は20mm砲弾より目標に正確に当てるのが難しいと考えられる。



 今回の実験は複数回行ったが、全て同じ角度だったわけではない。

 最も正確であろうデータを掲載したが、同じ角度でも距離が前後することもある。




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